2014年4月30日水曜日

今年の新人研修 中間報告

早い物で、4月も今日で終わり。
新人さんも入社して一か月経ちました。
研修の状況など、記録しておきます。

予定しているインフラ関連の研修は、以下のリストを参照。
今、10のVMware vSphereの途中です。

  1. SIビジネスとは
  2. T2Vとは
  3. サーバー仮想化基礎
  4. 渋谷検証環境の概要、使い方
  5. Windows Server 基本管理編
  6. Windows Server AD管理編
  7. Linuxシステム管理
  8. Network基礎
  9. Network基礎+アルファ(VLANなど)
  10. VMware vSphere
  11. VMware Horizon View
  12. XenDesktop
  13. Zabbix
想定よりも順調です。
もうちょっと、いろいろ躓いたりハマったりすると思ったんですが、トラブルも自力でGoogle先生に聞いて解決したり、長時間ハマるんだったら先輩にヘルプをちゃんと依頼しろと言ってあるんだけど、あまりそんなことも必要なくと。
まあ、3人なのでうまく情報をシェアしてやっているのもあるんだと思います。

基本的に、自作の教材と環境と演習問題を使う、セルフスタディ形式。
しかし、そんなに簡単なお題を出してないつもりなのだけど、今年の新人さんの出来がよいのか、それとも、最近の若い人はITリテラシーが高くなっているのか。
ITリテラシーが高くなっているというのはあるんだろうけれどね。

これだけでも、身につけられれば、ちょっとした構築案件のヘルプには入れるレベル。欲が出たので、もうちょっと難しいお題を考えるかなー。

アプリ開発の研修を追加するか。
プロマネの研修はまだ早いだろうし。
 

2014年4月6日日曜日

Amazon WorkSpacesを早速使ってみたのでその雑感など。

Amazon WorkSpacesだが、Limited Previewの時、会社でアカウントを申し込んでおいたのだが申し込み殺到らしくだいぶ待たされていた、今回Public Previewになりようやくレジストされたらしく、早速お試ししてみた。

Amazon WorkSpacesはAmazonが満を持してリリースした、クラウド上で仮想デスクトップ(VDI)サービスが使えるサービスだ。
これは、この先オンプレのVDI構築案件にはかなり脅威になると思われる。

どんなサービスかは以下のリンクでおさらい。
【AWS発表】Amazon WorkSpaces が誰でもご利用可能に!

Amazonクラウドの仮想デスクトップサービス「Amazon WorkSpaces」が今日から一般公開。Windows 7が月額約3500円から。iPad、Androidタブレット、Kindleも利用可

画面転送プロトコルはPCoIP。
これは、VMware Horizon Viewと同じプロトコルなのでVMware社も絡んでいるのかもしれない。
コネクションブローカーはAmazon独自。
設定はきわめて簡単。
現在はViginiaリージョンとOregonリージョンのみの対応。
Virginiaリージョンに設定してみたら、結構遅延する。
Oregonだともう少し早いかも。
Tokyoリージョンで使えることになるのを期待。
 

Windows,Macのみならず、iOS,Androidからも利用可能である。
ただ、現時点での注意点は仮装デスクトップOSは純粋なWindows7ではなくWindows Server 2008R2でGUIをWindows7 GUIにしたもの。
通常の業務では支障はないと思う。
これは恐らくMicrosoftのライセンスの制限と想像するが、たぶん今交渉中でそのうち正式なwindows7が使えるようになるのではないかと予想。

専用の接続ソフトからログインすると、こんな感じ。
まあ、普通の見慣れたWindows7に見えるよね。
なので、画面にとくに目新しはない。
ただしこのスクリーショットはAndroidのNexus10からログインして取ったもの。
AndroidやiPadなどのタブレットからもちろん使えるということだ。



いよいよWindowsデスクトップもクラウド上で。それもAmazonのクラウドでAmazon価格でということになると、これをきっかけに企業のシステムのクラウド化が更に進んでいく起爆剤になるかもしれない。

ちなみに、外部の Active Directoryと連携が出来るので企業にすでにあるイントラのADと連携できると言うこと。
これは導入検討を考えている企業にはかなり朗報だろう。
これについては、早速うちの会社でも試してみて続報を載せようと思う。

今まではオンプレでのVDIシステム導入が花盛りで、CitrixのXenDesktop, VMwareのVMware Horizon Viewががっぷり四つの勝負をしていた訳だが、ここにクラウドでAmazon WorkSpacesが割って入ることなる。
うちの会社もXenDesktop, VMware Horizon Viewの設計構築案件は相当数手がけてきているが、Amazon WorkSpacesも早々にキャッチアップしないとと思っている次第。
ただ、キャッチアップというほどキャッチアップすることが無いほどお手軽なんだよな。

いずれにしても、VDIシステム導入もAmazon WorkSpacesを使えばH/Wやソフトウェアライセンスを購入する必要なしで、Amazonへの月額使用料のみで済んでしまう。
Sierにはまたしても脅威になるということだ。

着々とクラウド時代は進んでいくが、 Amazonが頭二つ位は進んでいるという印象である。